若手芸人はいろんな事をやらされる。プライベートを暴露されたり、体を張ったり、騙されたり、本当に大変な職業だと思う。
昔はよく芸能人を騙すドッキリ番組があった。大物芸能人をひっかける場合、だいたいは本人にあらかじめ伝わっているケースも多いが、ターゲットが芸人となるとガチ(本当に騙される)の方が多い。
それは芸人によっては本当のリアクションの方が面白くなるとスタッフたちは想定しているからだ。
最近では少なくなったドッキリを、ローカルのバラエティ番組でやる事になり若手芸人Wが騙されることになった。
そのドッキリ内容は簡単で、撮影現場の山奥で一人だけにしてさまざまな怪奇現象を見せて驚かし、最後は墓地の横に作った落とし穴に落とすというものだった。
もちろんその芸人Wには伝えられずにガチで行われた。芸人Wは特にビビリキャラだったので、格好のターゲットだった。
まず撮影現場が深夜の山奥ということですでにビビッている様子で、そのあと騙すのは簡単だった。
ベタに火の玉から始まり、女の人の声、人影と面白いようにビビリまくったWはもう半泣き状態で、怖すぎて逆に少しキレていた。
そして最後の目玉である落とし穴へと誘導するため、ディレクターがWに電話をかけた。
芸人W「ちょっとどこにいるんすか?」
ディレクター「ごめんごめん。ちょっといいロケーション探してて」
芸人W「早く来てくださいよ!」
ディレクター「こっちで撮影することになったから墓地の方まで下りてきてくれる?」
芸人W「え? 一人でですか? マジっすか?」
などと言いながら、無事Wを落とし穴があるルートに誘導することに成功した。そして、ビビリながら歩いてきたWは墓地の横に差し掛かり「うわっ!!」という叫び声と共に見事落とし穴に落ちた。
スタッフの大爆笑と共にMCの芸人とカメラマンが落とし穴に駆け寄り、Wのリアクションをカメラに収めた。Wは思った以上のリアクションをしてくれた。
見慣れた芸人仲間やスタッフの顔を見ても全然落ち着いた様子もなく、穴の中でずっと放心状態だった。
あまりに放心状態が続くのでとりあえずMCが締めて、すぐにWは穴から救出された。こうしてドッキリは無事に終了した。
ロケバスに戻り、少しは落ち着きを取り戻した様子のWにディレクターが話しかけた。
ディレクターが「よかったよ。いい画が取れた。ありがとう」というとWは怒った様子で答えた。
「ちょっとあれは危ないんじゃないですか!」ディレクターはあまりの怖さに怒ってるのだと思い、まずドッキリにかけた事自体を謝った。
「ごめんごめん。やりすぎだったかな? すごい怖がってたもんね」と笑いながら言うとWは怒鳴った。
「そうじゃないですよ! あの落とし穴危ないでしょ、怪我したらどうするんですか! あんな落とし穴初めてです!」という。
今回の落とし穴はよくある形で、深さ2mくらいで下にマットが敷き詰めてあり安全は確保できてるはずだったので、ディレクターは意味が分からず次の言葉を待った。
Wは興奮した様子で「あんな狭い穴の中にエキストラ入れるなんて危険すぎますよ! しかもお年寄りや子供までいたじゃないですか! 僕がもし上からぶつかってたら怪我させてましたよ!!」と言った。
もちろんエキストラなんて使っていない。とすると、中にいたのは一体……。
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昔はよく芸能人を騙すドッキリ番組があった。大物芸能人をひっかける場合、だいたいは本人にあらかじめ伝わっているケースも多いが、ターゲットが芸人となるとガチ(本当に騙される)の方が多い。
それは芸人によっては本当のリアクションの方が面白くなるとスタッフたちは想定しているからだ。
最近では少なくなったドッキリを、ローカルのバラエティ番組でやる事になり若手芸人Wが騙されることになった。
そのドッキリ内容は簡単で、撮影現場の山奥で一人だけにしてさまざまな怪奇現象を見せて驚かし、最後は墓地の横に作った落とし穴に落とすというものだった。
もちろんその芸人Wには伝えられずにガチで行われた。芸人Wは特にビビリキャラだったので、格好のターゲットだった。
まず撮影現場が深夜の山奥ということですでにビビッている様子で、そのあと騙すのは簡単だった。
ベタに火の玉から始まり、女の人の声、人影と面白いようにビビリまくったWはもう半泣き状態で、怖すぎて逆に少しキレていた。
そして最後の目玉である落とし穴へと誘導するため、ディレクターがWに電話をかけた。
芸人W「ちょっとどこにいるんすか?」
ディレクター「ごめんごめん。ちょっといいロケーション探してて」
芸人W「早く来てくださいよ!」
ディレクター「こっちで撮影することになったから墓地の方まで下りてきてくれる?」
芸人W「え? 一人でですか? マジっすか?」
などと言いながら、無事Wを落とし穴があるルートに誘導することに成功した。そして、ビビリながら歩いてきたWは墓地の横に差し掛かり「うわっ!!」という叫び声と共に見事落とし穴に落ちた。
スタッフの大爆笑と共にMCの芸人とカメラマンが落とし穴に駆け寄り、Wのリアクションをカメラに収めた。Wは思った以上のリアクションをしてくれた。
見慣れた芸人仲間やスタッフの顔を見ても全然落ち着いた様子もなく、穴の中でずっと放心状態だった。
あまりに放心状態が続くのでとりあえずMCが締めて、すぐにWは穴から救出された。こうしてドッキリは無事に終了した。
ロケバスに戻り、少しは落ち着きを取り戻した様子のWにディレクターが話しかけた。
ディレクターが「よかったよ。いい画が取れた。ありがとう」というとWは怒った様子で答えた。
「ちょっとあれは危ないんじゃないですか!」ディレクターはあまりの怖さに怒ってるのだと思い、まずドッキリにかけた事自体を謝った。
「ごめんごめん。やりすぎだったかな? すごい怖がってたもんね」と笑いながら言うとWは怒鳴った。
「そうじゃないですよ! あの落とし穴危ないでしょ、怪我したらどうするんですか! あんな落とし穴初めてです!」という。
今回の落とし穴はよくある形で、深さ2mくらいで下にマットが敷き詰めてあり安全は確保できてるはずだったので、ディレクターは意味が分からず次の言葉を待った。
Wは興奮した様子で「あんな狭い穴の中にエキストラ入れるなんて危険すぎますよ! しかもお年寄りや子供までいたじゃないですか! 僕がもし上からぶつかってたら怪我させてましたよ!!」と言った。
もちろんエキストラなんて使っていない。とすると、中にいたのは一体……。
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