496 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:09:14 ID:uULJ67F4O
俺がまだ幼稚園の年中の頃の話だ。
ある夜に、俺を真ん中に親父と弟とで寝ていた。
ふと夜中に目が覚めた。小さい頃から俺は音に敏感だったから、何かが聞こえたんだと思う。
いつも豆電球をつけて寝ていたからまわりがよく見えたが、何もいなかった。
それでも何故か電球の辺りが気になって眠れない。
暫くすると、そこからラジオのような音が聞こえてきた。
最初は「?」と思ったが、上の階に中学生のお姉さんがいたので、
その人がラジオを聞いているんだと思って、また眠る事にした。
耳をすまさなければ聞こえない程のとても小さな音だったが、やはり音に敏感だった俺は眠れない。
すると今度は、ラジオに代わりピアノ演奏が聞こえてきた。先程よりも音が大きく聞こえた。
お姉さんの家にピアノがあるのも知っていたので、やはりお姉さんだと思った。
とうとう我慢出来なくなった俺は、隣の親父を起こして「ピアノの音がうるさいよ」と言ったが、
親父は耳をすましたあと、「気にしすぎだ、何も聞こえない」と、全く相手にしてくれなかった。
498 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:33:14 ID:uULJ67F4O
仕方なくまた寝ようとしたが、音は普通に聞こえるくらいの音量になってきていた。
堪らずもう一度親父を起こしたが、親父は全く取り合ってくれなかった。
弟を見ると、弟も全く聞こえてないらしく、ぐっすりと眠っていた。
何でみんな気にならないんだろうと、少し違和感を覚えた頃、ようやく音がやんだ。
安心して目をつぶると、今度は洋楽っぽい音楽が流れてくる。
「……明日は…♪」
男の声で何かを歌っていたが、音が小さくてよく聞こえない。
もう気にするのをやめようと横になっていると、
段々と音が大きくなり、何と歌っているのかが分かってしまった。
「…お前は明日死ね〜♪お前は明日必ず…」
ここで初めて俺に歌っているのだと理解した俺は、怖くなって耳を塞いだが、
歌はどんどんハッキリと聞こえてきて、耳を塞ぎながら震えていた。
いつの間にか泣いていたらしく、父が俺の異変に気付いた。
その頃にはもう夜明けだった記憶がある。
親父は訳の分からない事をいう俺を連れて母の部屋に行った。
どうやら俺は熱があったらしい。
俺の記憶はそこまでだが、その後熱がどんどんあがり、
その日の夜には泡を吹いて意識を失って、救急車で運ばれたそうだ。
まぁ何とか生きてる訳だが…。
501 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:47:09 ID:eGU9d+xk0
>>498
童謡チックな歌なのかな…男の声で、だしなー。
しかしこえぇ;;;;
502 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 19:19:41 ID:uULJ67F4O
>501
童謡というか、エンヤが唄ってそうな、すごい綺麗な感じの歌だったよ。
男の人が2、3人でハモってたような…。
だから最初は、子守り歌みたいで眠ろうとしたんだけどね。
親は、俺が倒れるまでずっと「今日死ぬんだ」と言うのが不気味だった、と言ってた。
幼すぎて、その歌を純粋に信じてしまったのも悪かったのかも知れない。
最近その話の真相を親に言ったら、また違う話になったんだけど。
503 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 19:25:43 ID:eGU9d+xk0
つか基本的にどっから聴こえてきた、その曲!!
「その歌を純粋に信じてしまった自分も悪かったのかも知れない」前に、
悩むところもちょっぴりずれてるかもよm9(´∀`)
502オモシロス
505 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 20:45:29 ID:cqSR8mJm0
>>502
その違う話をプリーズ!気になるお
508 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 21:51:27 ID:uULJ67F4O
>503
音は説明しにくいんだけど、部屋の電気の上らへんからだった。
電球の上と天井の間から?というか。
俺ずれてんのかなw
>505
つい最近その時の話になって、俺はようやく当時の真相を語れた。
すると両親がかなり驚いて、顔が真っ青になっていた。
両親曰く、病院についてから医者が痙攣を抑える為(だけではないのだろうが)に薬を大量に投入したらしく、
両親はとても不審感を抱いたらしい。
もちろん、しばらく入院という事になってたんだけど、
親父が「殺す気かゴルァ」と無理矢理家に連れて帰ったらしいw
509 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 21:53:27 ID:uULJ67F4O
「普段おとなしい親父が珍しいな」なんて言ったら、
「だってあんた、救急車待ってる時に、半目で『今日帰してね、明日なら間に合わないから』って言ったのよ。
意味が分からなかったけど、後でその事を言ってるんだって直感した」かららしい。
もちろん、俺は言葉どころか、その後半年程の出来事を覚えていない。
ただ、両親はやはり印象に残っているらしく、とても詳しく説明してくれた。
俺は次の日には目を覚ましたけど、薬のせいで一週間ほどボーッとしたまま、
だらしなく口を開けていて、首がずっと傾いていたらしい。
「あの時、首が曲がっているお前を見てゾッとした。
医者はお前にまた薬を投入しようとしていたから、
このままだと助かっても、植物人間になってしまうと思った。
連れだして良かった」そうな。
大袈裟だったのかもしれないけど、俺は両親のお陰で助かったんだと思う。
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俺がまだ幼稚園の年中の頃の話だ。
ある夜に、俺を真ん中に親父と弟とで寝ていた。
ふと夜中に目が覚めた。小さい頃から俺は音に敏感だったから、何かが聞こえたんだと思う。
いつも豆電球をつけて寝ていたからまわりがよく見えたが、何もいなかった。
それでも何故か電球の辺りが気になって眠れない。
暫くすると、そこからラジオのような音が聞こえてきた。
最初は「?」と思ったが、上の階に中学生のお姉さんがいたので、
その人がラジオを聞いているんだと思って、また眠る事にした。
耳をすまさなければ聞こえない程のとても小さな音だったが、やはり音に敏感だった俺は眠れない。
すると今度は、ラジオに代わりピアノ演奏が聞こえてきた。先程よりも音が大きく聞こえた。
お姉さんの家にピアノがあるのも知っていたので、やはりお姉さんだと思った。
とうとう我慢出来なくなった俺は、隣の親父を起こして「ピアノの音がうるさいよ」と言ったが、
親父は耳をすましたあと、「気にしすぎだ、何も聞こえない」と、全く相手にしてくれなかった。
498 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:33:14 ID:uULJ67F4O
仕方なくまた寝ようとしたが、音は普通に聞こえるくらいの音量になってきていた。
堪らずもう一度親父を起こしたが、親父は全く取り合ってくれなかった。
弟を見ると、弟も全く聞こえてないらしく、ぐっすりと眠っていた。
何でみんな気にならないんだろうと、少し違和感を覚えた頃、ようやく音がやんだ。
安心して目をつぶると、今度は洋楽っぽい音楽が流れてくる。
「……明日は…♪」
男の声で何かを歌っていたが、音が小さくてよく聞こえない。
もう気にするのをやめようと横になっていると、
段々と音が大きくなり、何と歌っているのかが分かってしまった。
「…お前は明日死ね〜♪お前は明日必ず…」
ここで初めて俺に歌っているのだと理解した俺は、怖くなって耳を塞いだが、
歌はどんどんハッキリと聞こえてきて、耳を塞ぎながら震えていた。
いつの間にか泣いていたらしく、父が俺の異変に気付いた。
その頃にはもう夜明けだった記憶がある。
親父は訳の分からない事をいう俺を連れて母の部屋に行った。
どうやら俺は熱があったらしい。
俺の記憶はそこまでだが、その後熱がどんどんあがり、
その日の夜には泡を吹いて意識を失って、救急車で運ばれたそうだ。
まぁ何とか生きてる訳だが…。
501 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 18:47:09 ID:eGU9d+xk0
>>498
童謡チックな歌なのかな…男の声で、だしなー。
しかしこえぇ;;;;
502 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 19:19:41 ID:uULJ67F4O
>501
童謡というか、エンヤが唄ってそうな、すごい綺麗な感じの歌だったよ。
男の人が2、3人でハモってたような…。
だから最初は、子守り歌みたいで眠ろうとしたんだけどね。
親は、俺が倒れるまでずっと「今日死ぬんだ」と言うのが不気味だった、と言ってた。
幼すぎて、その歌を純粋に信じてしまったのも悪かったのかも知れない。
最近その話の真相を親に言ったら、また違う話になったんだけど。
503 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 19:25:43 ID:eGU9d+xk0
つか基本的にどっから聴こえてきた、その曲!!
「その歌を純粋に信じてしまった自分も悪かったのかも知れない」前に、
悩むところもちょっぴりずれてるかもよm9(´∀`)
502オモシロス
505 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 20:45:29 ID:cqSR8mJm0
>>502
その違う話をプリーズ!気になるお
508 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 21:51:27 ID:uULJ67F4O
>503
音は説明しにくいんだけど、部屋の電気の上らへんからだった。
電球の上と天井の間から?というか。
俺ずれてんのかなw
>505
つい最近その時の話になって、俺はようやく当時の真相を語れた。
すると両親がかなり驚いて、顔が真っ青になっていた。
両親曰く、病院についてから医者が痙攣を抑える為(だけではないのだろうが)に薬を大量に投入したらしく、
両親はとても不審感を抱いたらしい。
もちろん、しばらく入院という事になってたんだけど、
親父が「殺す気かゴルァ」と無理矢理家に連れて帰ったらしいw
509 :本当にあった怖い名無し:2006/05/20(土) 21:53:27 ID:uULJ67F4O
「普段おとなしい親父が珍しいな」なんて言ったら、
「だってあんた、救急車待ってる時に、半目で『今日帰してね、明日なら間に合わないから』って言ったのよ。
意味が分からなかったけど、後でその事を言ってるんだって直感した」かららしい。
もちろん、俺は言葉どころか、その後半年程の出来事を覚えていない。
ただ、両親はやはり印象に残っているらしく、とても詳しく説明してくれた。
俺は次の日には目を覚ましたけど、薬のせいで一週間ほどボーッとしたまま、
だらしなく口を開けていて、首がずっと傾いていたらしい。
「あの時、首が曲がっているお前を見てゾッとした。
医者はお前にまた薬を投入しようとしていたから、
このままだと助かっても、植物人間になってしまうと思った。
連れだして良かった」そうな。
大袈裟だったのかもしれないけど、俺は両親のお陰で助かったんだと思う。
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