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『やっと見つけた獲物』
751:名前:雷鳥一号:03/11/21 02:32
知り合いの話。

その昔、猟師を営んでいた人がいる。
まったく獲物が獲れない日が続いたある日、つい滅多なことでは入らない山奥まで足を踏み入れたそうだ。

やっと木枝の間に猿の姿を見つけたが、どこかおかしい。
近寄ってみると猿でなく、猿の毛皮が枝に結んであったという。
奇妙なことに、その毛皮は人が着られるように加工されていた。
皮の内側はきれいになめしてあり、縁には結び紐まで付いている。
大きさは普通の猿くらいだった。
どこの誰がこんなものを着るのだろう?
急に寒気をおぼえて、急いで山を下りたという。


『声が二重に重なって聞こえる』
755:名前:雷鳥一号:03/11/21 02:38
友人の話。

会社の仲間でキャンプに行った時のこと。
キャンプファイヤーを囲んで談笑していると、用足しをしたくなった。
皆に断り、彼は近くの森に入って小用を足した。
なぜかその森の中では、広場の声が二重に重なって聞こえたという。

皆の所へ帰ろうとすると、少し離れた木陰に何かいるのに気がついた。
小さな黒い猿のようなものがうずくまって、ぶつぶつと何かを呟いている。
それは広場にいる仲間たちの会話を、一言一句そのまま繰り返していた。
声色までそっくり同じだったという。

下山するまで、彼はそのことを皆に話せなかった。
何人かは声が重複するのに気がついており、不思議に思っていたそうだ。


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