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510 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/06 03:48 ID:RbBRa137
友人の話。

ツーリング仲間と二人で、林道を走っていた時のこと。
夕暮れになり、そろそろ野営地を探そうかと考えていると、
なだらかな谷間に作られた、小さな集落に出たそうだ。
夕餉の支度をしているのか、各家から煙が上がっている。
窓に映る明かりが揺れているのは、今どき蝋燭でも使っているのだろうか。

広場でもあれば野営させてもらおうかと、彼らは集落に足を踏み入れた。
その途端、すべての家の明かりが同時にパッと消えた。
それがあまりに唐突だったので、二人はひどく動揺した。
急に薄闇が、その濃さを増したかのように思える。
即行で集落内を走り抜けた。

しばらく走ってから振り返って見ると、
まるで何事もなかったかのように、集落には再び明かりが灯されていたそうだ。


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