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60 :本当にあった怖い名無し:2007/05/13(日) 00:49:02 ID:C9vtEbkz0

134 : あなたのうしろに名無しさんが・・・ : 01/09/03 04:28 ID:K4h6h.fs
祖父から聞いた話です。

うちの祖父は、戦争中に所属していた部隊が壊滅して、
生き残ったのは祖父と、もう一人○○軍曹だけだったそうだ。
しかし、祖父は負傷していて、足手惑いになるから置いていってくれと頼んでも、
その軍曹は頑として聞かず、祖父を見捨てずに本隊まで連れて帰ってくれたそうだ。(祖父の方が階級は下)
その軍曹は普段から特に親しかったわけでもないのにと、祖父は感謝していたそうです。

戦争が終わって暫くしてから、祖父はその恩人を訪ねてみたそうです。
それから二人の交友が深くなり、よく会うようになったんだそうです。
軍曹は、初めから助けるつもりなど毛頭なく、見捨てようとしていたのだが、なぜか見捨てることができなかった、
と語ったそうです。

そしてたまたま家系の話になった時、驚くべきことがわかったそうです。
我が家の先祖は、戦国時代にあえなく没落してしまった小大名なんですが、
その軍曹は、我が家の先祖に仕えていた家臣の子孫だったのです。
軍曹の先祖は、没落した我が家の先祖に、毎年米を送って援助していたんだそうです。
いつからか縁は切れてしまっていたのですが、
何百年も経ってから、家臣の子孫が、主家の子孫を助けるという、
単なる偶然かも知れませんが、なんとも不思議な話です。


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