289 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 04:27
俺の親父は教師で、俺は小学校二年まで教員住宅に住んでたんだ。
俺のウチの裏は林になっていて、そこに「そこなし沼」って俺らの間で呼ばれてた沼があったんだ
ほんとはちょっとした水溜りのようなもんだったんだけど、その周りではクワガタがたくさん捕れるんで、
よく友達と遊びに行ってた。
ある日の事、いつものように友達とクワガタ捕りにいくと、その沼の奥になにやら白い人影が見える。
白いワンピース着た中学生くらいの女の子。
普段人気のまったくない所だし、道なき道を泥まみれになりながら進まないと来れないような場所だってんで、
不信に・・・は思わなかった^^;小学生だしね。
「遊ぶ?」って尋ねると、
その女の子は「ちょっといい所しってるんだ。カエルがいっぱいいて面白いよ」って言って、
俺の手を引っ張って、工事現場みたいな所に連れて行かれた。
近くには田んぼがあって、確かにカエルがウヨウヨいた。
その女の子とカエル捕まえたりして遊んでるうちに遅くなったんで、その子と別れて家に帰る事にした。
始めて来た場所とはいえ、「そこなし沼」からはそう離れてなかったし、沼までたどり着けば後は勝手知ったる土地。
暗くなり始めてはいたけど、10分もあれば着けるだろと思ってた。
そして沼も通りすぎて、我が家が見えてきた。
290 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 04:28
「ただいまー」
いつものように玄関を開けると、なんだか様子がおかしい・・
まだ帰ってきてないはずの父がいる。いつもの我が家とは違う変な空気。
「お前・・・何処いってたの!!!」
突然母に怒鳴られた。わけがわからない。
「探したんだから!近所中で!」
時計を見てみると、なんと深夜の二時。外を見て愕然とした。
闇
とても林の中を歩いてきたとは思えないくらい真っ暗。
さっきまで、ちょっと日が落ちかけたくらいだったのに・・・
結局、そのあとさんざん怒られて、この事は俺が道に迷ったって事でかたがついた。
あまりに不思議な出来事だったんで、俺と一緒に遊んでた友達にも聞いてみた所、
「昨日お前と遊んでないじゃん」と言われた。
確かに思い出してみても、友達との記憶は沼までで途切れてるんだよね・・・
そこからは、なぜか俺と女の子との記憶しかない。沼から帰ってきた時も一人。
このスレ見ててこの話思い出したんで、親にも聞いてみた。
「全然知らなかった・・・気持ちわる・・・あの時さあビービー泣くと思ってたんだよ。怒った時さ。
でもあんた、なんかボーっとしてるんだよね。確かにちょっと気味悪かったよ。
それに、あそこ工事現場も田んぼもないよ。唯の山だもん」
俺が深夜遅く一人で帰って来て、様子が変だったって所までは事実っていえるんだけど・・・
その他の記憶はいったいなんなんだ。
309 :289:02/07/30 06:37
冷静に考えると、
俺は一人で沼にいって、一人で深夜二時頃まで沼で遊んで帰ってきた、って事になるんですよね・・・
ほんとどうしちまったんだ俺?ですよw
何度思い出しても寒気がします。
311 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 06:52
>>309
このスレの中で一番興味深い話でした。
それで、女の子の顔とかその他詳細な事を憶えてますか?
315 :289:02/07/30 07:17
>>311
女の子の事は詳細に覚えてます。
髪は綺麗な黒髪でなんていうのかな・・・表現悪いかもしれないけど、貞子みたいな感じでしたw
俺もちょっと年上の女の子が遊んでくれるのが嬉しくて、うきうきしてたのに・・・
工事現場では、ブルドーザーにこっそり乗ったりして遊んだり・・・
なんだかやたら詳細に覚えてるんですよね。
でもこういう事いうと誤解されるかもしれないけど、いわゆる幽霊っぽさっていうのかな。
そういう類の怖さはまったくないんですよ。
全然霊とか信じないですし、霊感も一ミリもありません。
でもあれが全部うそだなんて・・・
つじつまの合わなさぶりが怖いんですよね。
318 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 09:37
>>300-303
他の記憶と混同してるって事はないでしょうか?
確かに霊だのなんだのっていう割には、えらい具体的ですよね
319 :289:02/07/30 10:09
>>318
俺今24歳なんですけど、確かにその年月の中で記憶がすりかわるってのはあると思います。
ただ証人がいるんですよ。
俺が問い詰めたあの友達です。俺が問い詰めた事覚えてるんですよ。
「白い女見ただろ!って何回も聞かれたよ。気持ち悪かったw」って言われましたw
カエルやらブルドーザーの記憶はともかく、
「白い女」の部分は、当時の俺のタイムリーな記憶って事だけはたしかです。
幽霊うんぬんよりも、俺の記憶と違った行動を俺の体がしていた可能性がある、ってだけでも不気味すぎです^^;
320 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 11:09
>>308
家に戻ったときにカエルは持ってなかったのか?
322 :289:02/07/30 11:21
>>320
持ってないです。それどころか、クワガタもそれを入れる虫かごも。
手ぶらだったんですよ。
沼にはクワガタ捕まえるためにしかいかないから、虫かごは必須なのに。
俺いったい何しにいったんだろう・・・
ほんとに鮮明に覚えてるんですよね。着てた服まで覚えてますよw
なのに辻褄合わない。欝だ・・・
323 :289:02/07/30 12:26
>>320
両親はもう探すの諦めてたんですか??
沼付近で寝ちゃって夢見てたんじゃない?
で、寝ぼけたまま帰ってきた、と。
324 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 12:30
うーん、古い記憶ってのはどんどん後から付け加えられていくから、
どこまでが当時の記憶なのか。。。
でも、2時ごろに帰ってきた事件はあったんだろうね。
神隠しの一種なのかな…
神隠しは小学校低学年だね。
脳の発達の過程で、そういうことが起こりやすい時期があるのかな。
325 :289:02/07/30 12:39
>>323
親父は、家と近所をいったりきたりだったそうですよ。
「帰ってきたか?」って確認するために、家に戻ったとこだったんじゃないんですかね。
携帯あったら便利だったのに。どーでもいいすね。
確かに寝ぼけオチなら説明つきますよね。っていうかそうであって欲しい^^;
でも出かけたの昼くらいですからね。昼から二時まで寝れるかなあ。
あんなじめじめしたトコで。長靴履いてないと歩けないくらい、地面は気持ち悪かったです。
それと、やっぱりあの記憶のリアルさが気になります
326 :289:02/07/30 12:43
>>324
確かにそーですね。
確かな事といえば、夜中に帰ってきたって事と、当時の俺が「白い女見た!」って喚いてたところだけですねw
347 : :02/07/30 17:32
>>308
何か、カエルってあたりがほのぼのしてていいな。不思議な話だが。
ところで、その女の子と別れる時はどんな感じだったか覚えてない?
348 :289:02/07/30 17:45
>>347
別れる時、初めて名前聞かれたんですよ。それはよく覚えてます。
「きみ名前なんてゆーの?」で、「またあそぼーね」って感じです。
なにせ、田んぼと工事現場が印象にのこってます。
それ以外なんにもない場所なんですけど、走って行っちゃいましたよ。林の中に。
まあ俺らも、森の中の抜け道なんていくらでも知ってましたし、特に気に留めませんでしたけどね。
気味悪いくらい覚えてるなあ俺・・・
349 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 17:55
>>308
その子は名前教えてくれなかったの?
350 :289:02/07/30 18:13
>>349
教えてくれなかったと思います。聞いてもいないですし。
「名前なんていうの?」→「○○ー!!」
「またあそぼーね!」→「うん!」
ってなもんじゃないですかね?アホ小学生ですから。
「人の名前を聞く時は、まず自分からなのるものだよ?」くらいはキメたかったですw
会話の流れとして不自然じゃなかった&俺がうかれてたが原因と思われます。
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俺の親父は教師で、俺は小学校二年まで教員住宅に住んでたんだ。
俺のウチの裏は林になっていて、そこに「そこなし沼」って俺らの間で呼ばれてた沼があったんだ
ほんとはちょっとした水溜りのようなもんだったんだけど、その周りではクワガタがたくさん捕れるんで、
よく友達と遊びに行ってた。
ある日の事、いつものように友達とクワガタ捕りにいくと、その沼の奥になにやら白い人影が見える。
白いワンピース着た中学生くらいの女の子。
普段人気のまったくない所だし、道なき道を泥まみれになりながら進まないと来れないような場所だってんで、
不信に・・・は思わなかった^^;小学生だしね。
「遊ぶ?」って尋ねると、
その女の子は「ちょっといい所しってるんだ。カエルがいっぱいいて面白いよ」って言って、
俺の手を引っ張って、工事現場みたいな所に連れて行かれた。
近くには田んぼがあって、確かにカエルがウヨウヨいた。
その女の子とカエル捕まえたりして遊んでるうちに遅くなったんで、その子と別れて家に帰る事にした。
始めて来た場所とはいえ、「そこなし沼」からはそう離れてなかったし、沼までたどり着けば後は勝手知ったる土地。
暗くなり始めてはいたけど、10分もあれば着けるだろと思ってた。
そして沼も通りすぎて、我が家が見えてきた。
290 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 04:28
「ただいまー」
いつものように玄関を開けると、なんだか様子がおかしい・・
まだ帰ってきてないはずの父がいる。いつもの我が家とは違う変な空気。
「お前・・・何処いってたの!!!」
突然母に怒鳴られた。わけがわからない。
「探したんだから!近所中で!」
時計を見てみると、なんと深夜の二時。外を見て愕然とした。
闇
とても林の中を歩いてきたとは思えないくらい真っ暗。
さっきまで、ちょっと日が落ちかけたくらいだったのに・・・
結局、そのあとさんざん怒られて、この事は俺が道に迷ったって事でかたがついた。
あまりに不思議な出来事だったんで、俺と一緒に遊んでた友達にも聞いてみた所、
「昨日お前と遊んでないじゃん」と言われた。
確かに思い出してみても、友達との記憶は沼までで途切れてるんだよね・・・
そこからは、なぜか俺と女の子との記憶しかない。沼から帰ってきた時も一人。
このスレ見ててこの話思い出したんで、親にも聞いてみた。
「全然知らなかった・・・気持ちわる・・・あの時さあビービー泣くと思ってたんだよ。怒った時さ。
でもあんた、なんかボーっとしてるんだよね。確かにちょっと気味悪かったよ。
それに、あそこ工事現場も田んぼもないよ。唯の山だもん」
俺が深夜遅く一人で帰って来て、様子が変だったって所までは事実っていえるんだけど・・・
その他の記憶はいったいなんなんだ。
309 :289:02/07/30 06:37
冷静に考えると、
俺は一人で沼にいって、一人で深夜二時頃まで沼で遊んで帰ってきた、って事になるんですよね・・・
ほんとどうしちまったんだ俺?ですよw
何度思い出しても寒気がします。
311 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 06:52
>>309
このスレの中で一番興味深い話でした。
それで、女の子の顔とかその他詳細な事を憶えてますか?
315 :289:02/07/30 07:17
>>311
女の子の事は詳細に覚えてます。
髪は綺麗な黒髪でなんていうのかな・・・表現悪いかもしれないけど、貞子みたいな感じでしたw
俺もちょっと年上の女の子が遊んでくれるのが嬉しくて、うきうきしてたのに・・・
工事現場では、ブルドーザーにこっそり乗ったりして遊んだり・・・
なんだかやたら詳細に覚えてるんですよね。
でもこういう事いうと誤解されるかもしれないけど、いわゆる幽霊っぽさっていうのかな。
そういう類の怖さはまったくないんですよ。
全然霊とか信じないですし、霊感も一ミリもありません。
でもあれが全部うそだなんて・・・
つじつまの合わなさぶりが怖いんですよね。
318 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 09:37
>>300-303
他の記憶と混同してるって事はないでしょうか?
確かに霊だのなんだのっていう割には、えらい具体的ですよね
319 :289:02/07/30 10:09
>>318
俺今24歳なんですけど、確かにその年月の中で記憶がすりかわるってのはあると思います。
ただ証人がいるんですよ。
俺が問い詰めたあの友達です。俺が問い詰めた事覚えてるんですよ。
「白い女見ただろ!って何回も聞かれたよ。気持ち悪かったw」って言われましたw
カエルやらブルドーザーの記憶はともかく、
「白い女」の部分は、当時の俺のタイムリーな記憶って事だけはたしかです。
幽霊うんぬんよりも、俺の記憶と違った行動を俺の体がしていた可能性がある、ってだけでも不気味すぎです^^;
320 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 11:09
>>308
家に戻ったときにカエルは持ってなかったのか?
322 :289:02/07/30 11:21
>>320
持ってないです。それどころか、クワガタもそれを入れる虫かごも。
手ぶらだったんですよ。
沼にはクワガタ捕まえるためにしかいかないから、虫かごは必須なのに。
俺いったい何しにいったんだろう・・・
ほんとに鮮明に覚えてるんですよね。着てた服まで覚えてますよw
なのに辻褄合わない。欝だ・・・
323 :289:02/07/30 12:26
>>320
両親はもう探すの諦めてたんですか??
沼付近で寝ちゃって夢見てたんじゃない?
で、寝ぼけたまま帰ってきた、と。
324 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 12:30
うーん、古い記憶ってのはどんどん後から付け加えられていくから、
どこまでが当時の記憶なのか。。。
でも、2時ごろに帰ってきた事件はあったんだろうね。
神隠しの一種なのかな…
神隠しは小学校低学年だね。
脳の発達の過程で、そういうことが起こりやすい時期があるのかな。
325 :289:02/07/30 12:39
>>323
親父は、家と近所をいったりきたりだったそうですよ。
「帰ってきたか?」って確認するために、家に戻ったとこだったんじゃないんですかね。
携帯あったら便利だったのに。どーでもいいすね。
確かに寝ぼけオチなら説明つきますよね。っていうかそうであって欲しい^^;
でも出かけたの昼くらいですからね。昼から二時まで寝れるかなあ。
あんなじめじめしたトコで。長靴履いてないと歩けないくらい、地面は気持ち悪かったです。
それと、やっぱりあの記憶のリアルさが気になります
326 :289:02/07/30 12:43
>>324
確かにそーですね。
確かな事といえば、夜中に帰ってきたって事と、当時の俺が「白い女見た!」って喚いてたところだけですねw
347 : :02/07/30 17:32
>>308
何か、カエルってあたりがほのぼのしてていいな。不思議な話だが。
ところで、その女の子と別れる時はどんな感じだったか覚えてない?
348 :289:02/07/30 17:45
>>347
別れる時、初めて名前聞かれたんですよ。それはよく覚えてます。
「きみ名前なんてゆーの?」で、「またあそぼーね」って感じです。
なにせ、田んぼと工事現場が印象にのこってます。
それ以外なんにもない場所なんですけど、走って行っちゃいましたよ。林の中に。
まあ俺らも、森の中の抜け道なんていくらでも知ってましたし、特に気に留めませんでしたけどね。
気味悪いくらい覚えてるなあ俺・・・
349 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/07/30 17:55
>>308
その子は名前教えてくれなかったの?
350 :289:02/07/30 18:13
>>349
教えてくれなかったと思います。聞いてもいないですし。
「名前なんていうの?」→「○○ー!!」
「またあそぼーね!」→「うん!」
ってなもんじゃないですかね?アホ小学生ですから。
「人の名前を聞く時は、まず自分からなのるものだよ?」くらいはキメたかったですw
会話の流れとして不自然じゃなかった&俺がうかれてたが原因と思われます。
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